仙台Ⅰゾンタクラブ60周年記念ローズデ―講演会

Posted by koho on 2025 年 3 月 25 日 under お知らせ

「世界の女性たちとの出会いと交流」
  講師 東北大学大学院農学研究科教授 大越 和加 先生
2025年3月9日(日)14:00~
仙台市市民活動サポートセンター 6Fセミナーホール


〈講師紹介〉
仙台市生まれ。東北大学院農学研究科水産学専攻博士課程修了。農学博士。千葉県立中央博物館研究員、アルバータ大学動物学科客員研究員、南極地域観測隊員(2000年夏隊)等を経て2018年から現職日本水産学会副会長。専門:多毛類生態学、生物海洋学。著書:『ママ、南極へ行く』主婦の友社(2003年)ほか多数。

南極探検隊としても活動された海洋学者大越先生は水産学会の副学会長でもある。仙台、藤沢、バクダッドなど変遷した小学時代、東北大、カナダ、オーストラリア留学、大学院、就職、結婚、出産、介護等をしつつも、海底に住むベントスサンプル収集しながらの環形動物とか多毛類研究のお話や、欠かさず出席した国際会議を通して世界中の研究者との交流のから感じたお話など、多岐に亘る女性ならではの研究者目線の講演でした。

日本の女性研究者の比率を30%にするのが理想だが、中々そうなっていないのが現実。それに比べ海洋学の国際会議では、50%が女性なそうです。

お手伝い頂いた宮城学院大学ZGの学生さん達の感想です。
・先生のお話伺って、自分の意見はハッキリ言って行かないといけないと思った。・一見好ましいと思われないものでも、自分が好きということを表現して学生も巻き込んでいくことに感動した。・理系なので、世界的に女性の比率は低いと思っていたのに、半分が女性というのに驚いた。・やはり、自分の人生は自分で選んで行く事が大事だと気づいたので自分で意識して行動していきたい。・夢を持って実行していけば、道は開けると思った。などなど感動をしたコメントが寄せられました。それに対し先生は「日本の中だけで活動しなくてもいいよ」と声掛けされていました。